水原容疑者はベースボールカードのコレクターだったのか

前出の勅使川原氏は、「水原容疑者は純粋にベースボールカードのコレクターだったのではないか」と推測する。

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「いくら高騰しているとはいえ、ベースボールカードの転売はそこまで利益率のいい投資ではありません。実はカード転売ならサッカーやバスケのカードのほうが割がいいし、また、彼がやっていたスポーツベッティングに比べたら、儲け目当でやるには手間がかかりすぎる。

価値のあるカードは買うときだって高いですし、かといって、転売して大儲けするほど価値が上がることもない。それでも大きな利益を狙うとすれば、新人で値が安いうちに青田買いしておいて、彼らがスーパースターになるのを待つぐらいしか方法はありませんが、これも、時間がかかって決して効率がいいとは思えません」

さらに勅使河原氏が続ける。

「彼が買っていたカードにヨギ・ベラが入っていたと報道されていましたが、そこから考えるとただの転売目的とは思えず、彼の趣味がかなり入っているんじゃないかという感じがしました。

いずれにせよ、今、ベースボールカードマニアたちの間では『一体、イッペイがどんなカードを買っていたのか?』にかなりの注目が集まっています。これから調査が進み、謎が解き明かされていくかもしれませんが、個人的に一度、カードについて話をしてみたいですね」

ちなみにエンゼルス時代、水原容疑者自身もベースボールカードになったことがあるという。このカード、思わぬ「お宝」になったりするかもしれない。


取材・文/集英社オンラインニュース班