数年前にもある事件が…
学級編成が決まらなければ授業も始められない。そうまでして「配慮」する事情といえば、いじめの加害者と被害者を同じクラスにしてしまっていたことが発覚したケースが想定されるが、今回はそうではないのだという。8日の保護者説明会に参加した男子生徒の母親が、こう証言した。
「説明会に参加した保護者は100人近くはいたと思います。校長先生が『この度はこのような事態になってしまい申し訳ございませんでした』と頭を下げて、クラス替えやり直しの理由を『人間関係に問題がある生徒が一緒になったから』とか言ってましたけど、もちろんそんなので納得いくはずないじゃないですか。
その子たちに学年全体が振り回されて授業もまだ始められていない状況なわけですから。それで質疑応答になって、一人の保護者さんが『それってイジメとかじゃないですよね?』と聞いたところ、校長先生が『今回はイジメが原因ではありません』と話したので、じゃあなんでクラス替えなんてするの?という思いになりました。
その後も、他の保護者さんが『人間関係に問題があるとは、具体的になにがあったんですか?』と問い詰めても、『それは個人が特定されかねないので、お答えできない』と繰り返すばかりでした」
ある守山市議会議員はこう証言した。
「私も教育委員会に『人間関係に問題があるとは具体的にどういうことか?』と問い合わせましたが、『準備ができ次第、またご連絡します』とお茶を濁されただけで、まだ連絡がありません。
そもそもこちらの中学では、数年前にもある事件があり、学校自体に問題があるのではないかという指摘はありました。だから今回の件が報道されてから、市内の小学校の児童の保護者たちも不安視する方が多いし、『そもそもここ数年、守山南中は教育絡みの不祥事が多すぎませんか』という声も上がっています。
とりあえずは、在校生が学業に専念できるようになることが最優先ですが、新たなクラス編成についても、保護者たちから『どうして一部の人の意見は採用されて、私の子どもの意見は反映されないんだ』という類の意見が噴出する可能性はあるでしょう」