「写ルンです」と「宜保愛子」に昭和世代歓喜
ドラマの中では1986年に富士写真フイルムが発売した世界初のレンズ付きフィルムの使い捨てカメラ「写ルンです」など、懐かしの昭和アイテムが続々と登場するのも見どころのひとつ。50代女性が言う。
「はじめは24枚撮りと撮れる枚数が少なかったため、大事に大事に撮ってましたね。今のスマホみたいに写り具合をすぐに確認できないし、『今の顔は絶対キマッてる』と思って期待してたのに、写真屋さんに現像してもらったら半目だったときはショックでしたよ(笑)」
また、第2話では小川市郎の娘、純子(河合優実)から「おばさん、宜保愛子?」と聞かれた社会学者の向坂サカエ(吉田羊)が「宜保愛子じゃない!」と切り返す場面も。放送後、SNSでは「懐かしー!」「爆笑した」などと反響を呼び、「宜保愛子」がまさかのトレンドワード入り。40代男性は言う。
「夏休みといえば、霊能者の新倉イワオ先生と宜保愛子先生が出演する『お昼のワイドショー』の特番コーナー『怪奇特集!! あなたの知らない世界』に釘付けでした。髪が伸びるお菊人形とか、白血病を患った女性を蔵に閉じ込める話とか、両手で顔を押さえながらも指の隙間から見るみたいな、まさに僕の夏休みの思い出エピソードです(笑)」
今夜放送の第3話ではドラマ撮影現場の“濡れ場”についてスポットがあてられる。一体どのようにユーモアに富んだ展開になるのか。そして、4話以降でも昭和の価値観をどう料理するのか、今後も楽しみだ。
取材・文/河合桃子
集英社オンライン編集部ニュース班