「自分がやったことに向き合ってほしい」
一方で当時のアルバイト先のラーメン店の店長は、こう噛みしめた。
「事件直後は取材の方もたくさん来られて、テレビや新聞や週刊誌の記者の方たちの名刺で山ができるほどでした。それからはパッタリ取材の方も来なくなってましたが、2日前に久しぶりにテレビの方が来られました。事件の振り返りみたいな形なんでしょうね。ウチの店にAがいたのは3ヶ月程度でしたから、キレたりしたことはありませんでした。
けど、いろいろな報道を見てると我慢してた部分もあったのかなって思ってしまいましたね。ウチではちゃんとやってくれてたんですけどね。もう周囲でも話題にする人もいなくなったけど、やっぱりAについてネットニュースなんかが上がってるとつい気になって見ちゃいますよね。今、精神鑑定中でしたっけ? 結果がどうなるにせよ、自分がやったことに向き合ってほしいとは思いますね」
正義感が強く、運動神経抜群だったA少年の居場所は結局、実家にも自衛隊にもなかったのだろうか。鑑定留置は年明けの1月18日まで。岐阜地検の判断が注目されそうだ。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班