コンパニオン料が10万円の政治パーティ
──すぐには判断できないものが多い中、露骨なものはありませんか?
すごくわかりやすいのは、政治資金パーティーになぜかコンパニオンを呼んでいたというのがあります。セコいという表現が妥当かどうかわかりませんが、正式な政治パーティーにコンパニオンを呼ぶ必要はどこにもない。
これは、日本維新の会の馬場伸幸(衆議院議員)さんっていう人の講演会の収支報告書を見たときに、毎年のようにありました。コンパニオン料が10万円。
ホテルの人員では足りないから、多分お手伝いとして呼んでいるつもりかもしれないんだけど、馬場さんの講演会の職員だっているはずなので、どう考えても無駄な支出をしていますよね。
──お酌するために女性コンパニオンが派遣されていた時代があると聞いたことはありましたが…最後にお聞きしたいのですが、こうした不正を正すためにはどうすれば…
政治資金は、支出で絞ろうと思っても政治活動だって居直られるので難しい。だからお金の「入り」を絞らないとだめだと思います。だからまず政党助成法を廃止にする。
あと企業献金もなくしたい。どう考えても会社は利益を追求する法人ですから、そこから寄付をもらって、会社が自分たちの利益にならないことをするはずがない。企業献金は憲法違反だし、違法でもあると思っています。
取材・文/集英社オンライン編集部