お金を催促すると「大事(おおごと)な話に進めていいですか?」

そんな沢村被告に対してA子さんは何度か返済を催促をすると、こんな返事が来たという。

「『あなたがそういう態度ならこっちも言いたくなかったけど 大事(おおごと)な話に進めていいですか?』(原文ママ)と脅すようなことを言ってきたんです。雅也さんからは『これは違法じゃない』と説明を受けていたものの『オオゴトにする』と言われると、私もなんだか怖くなってしまって、それ以上お金のことは催促しませんでした……。

沢村被告から送られてきた脅しともとれるメッセージ
沢村被告から送られてきた脅しともとれるメッセージ

そんなやりとりがあった5月上旬に新宿警察署から連絡があり、捜査協力したんです」

A子さんは新宿警察署の刑事から5月の間に3度の事情聴取を受けたという。

「そのとき、刑事さんから『風俗店で働くのはいいけど、今回のような個人からの売春の斡旋行為は違法だから、今後、この手の人たちとの関わり合いは断つように』と強く指導を受けました」

今回の沢村の実刑判決を受けて、A子さんは何を思うか。再び取材した。

「言葉にするのは正直、難しいです。パーティー以外では良くしてくれた思い出もあるので。私自身は心を入れ替え、もうパーティー関連の人たちとは一切関わってませんし、同人AVにも出ていません。今は一部上場の通信企業に就職し安定した収入で日々を暮らしてます」

〈乱倫パーティ主催者が2年10ヶ月の実刑判決〉「1回で10~30人相手にしたパーティより売春はラクだった」側近女性が語る“おにぃ”の手口_5
すべての画像を見る


最後に「真摯に受け止め体に気をつけ刑を全うしてほしい」とA子さん。沢村被告にこの声が届くといいのだが――

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班