花火は中止「事件のこともあったので控えたほうがいい」

山田養蜂場は、岡山の郡部発の地元密着型優良企業。通販業を担うコールセンターなど、地元の雇用創出にも大きく貢献してきた。ただ、同族経営ならではの脇の甘さが、跡継ぎの無軌道ぶりを助長したというそしりも免れることはできないだろう。消防団員が続ける。

「満生があんな犯罪に走った理由はよくわからないけど、社長は親バカだったことは間違いないよ。高校出たての若造を自社に入社させて、30歳前後で役員にして子会社の社長にもさせているんだから。修行のためにどこかの企業に勤めさせて戻ってくるとか、平社員として長く雑巾がけさせるのが普通でしょ。だから、満生も勘違いしているとこもあるだろうね。まあ、山田養蜂場の後ろ盾もあって町会議員から県会議員になった親族もいるから、彼なんかは今回の事件で矢面に立たされるだろうね」

満生容疑者が代表取締役をつとめる「みつばち農園」(撮影/集英社オンライン)
満生容疑者が代表取締役をつとめる「みつばち農園」(撮影/集英社オンライン)
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地元密着型で知られる山田養蜂場は、毎年夏の盆終わりには『山田養蜂場納涼祭』と銘打ったお祭りをおこない、花火も打ち上げてきた。だが、今回の事件で地元の夏の風物詩も中止となった。

「納涼祭自体はコロナが流行りだしてから中止していて、花火だけ打ち上げていましたが、今年は『事件のこともあったので今のところは控えたほうがいい』ということで、自粛の声が上がりました」(山田養蜂場広報担当者)

ボンボンが起こしたハレンチ極まりない事件の余波は、当分収まりがつきそうにない。



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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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