「1つお願いしてもよろしいでしょうか…」
Mは集英社オンラインが8月9日夜に行った直撃取材に“完落ち”し、保護者への謝罪などについて「どうしたらいいですか」などと反省の色を見せ、帰宅後には取材班にこんなメールを送ってきた。
<この度は、私の身勝手な感情により、守るべき生徒を売り、危険に晒してしまったことを大変申し訳なく思っております。脅迫がきっかけとはいえ、その後の行動は私の意思で動いており、言い訳はできません。申し訳ない気持ちでいっぱいです。
○○様と▽▽様(記者の実名)には昨晩声をかけてくださり、そんな私の行動を止めてくださったことを感謝しております。社会人として、本来なら自らもっと初期に気づくべきでした。大変恥ずかしく思っております。
授業をし、面談も実施することになる私としましては、どなたの保護者様がこの事実をご存知なのか、知りたい気持ちも強くありますが、相手方のお気持ちも考えますと、ご教示いただけないのは当然のことと存じます。
今回の加害者にあたる私がお願いするのは大変恐縮なのですが、1つお願いしてもよろしいでしょうか?
相手方に謝罪をしたいと強く思っておりますが、仕返しが怖く特定されたくないという理由などで謝罪が叶わなかった場合は、校舎長にのみ相手方のお名前をお伝えし、謝罪をすることは可能でしょうか?
校舎の総意としましては、まずは動画や情報を流してしまった生徒とその保護者方に謝罪し、全力で守りたいと思っております。お忙しいところ大変恐縮ですが、よろしくお願いいたします。>
多少視点と文脈にピントのずれが見受けられるが、全体的には「殊勝な心がけ」を感じさせる内容であり、あくまで私信として送られてきた文章なので、本来は公開する筋合いのものではない。
ところが、である。Mはこのメールを送るのとほぼ同時に、自らが主宰してロリコン仲間たちを集めたグループSNSに、記者から直撃取材を受けたことを報告、メンバーに向けて「(記者が知ったことに)心当たりのある方がいらっしゃいましたら、個別で教えてください」と“犯人探し”を開始。
さらに、翌10日朝にはこんなメッセージを送っていたのだ。
<東京都にお住まいの方で、どなたか私の動画が全て保存されているハードディスクを保管してくださる方はいらっしゃいますか? この5日間は休みなので>