Lets’Challenge!
――スマホで、猫を撮影するコツを教えてください。
いくつかあるんだけど、簡単なところからいくと、スマホの高さを猫に合わせること。これは、子どもを撮るときと一緒で、高さを合わせると、猫が堂々として見える。テーブルの上にいたらその高さに、床にいたら、自分が這いつくばって撮る。きっと、今までとはちょっと違った写真が撮れるはずだよ。
――他にもありますか?
猫を撮りたいと思ったら、常にスマホを手にしておくこと。猫は犬と違って、マテが効かないから、“今、撮りたい”と思ってから、スマホを取りに行っても間に合わない。俺の場合は、右手にiPhone、左手に鍵の束を持って、ガシャガシャと音を立て、猫が気を取られた瞬間を狙って、シャッターを切る――。それも一枚じゃなく、何枚も撮ること。すぐに確認して、要らない写真はさっさと消せばいいんだからさ。
――いちばん難しいのは?
猫との距離感だね。猫の性格によって、幅はあるんだけど、ここまではいいけど、ここからはダメ…というゾーンがある。無遠慮にそのゾーンを侵すと、視線を外したり、プイッとどっかに行っちゃったり…最悪の場合、歯を剥いてくることもあるからね。アップを撮りたいと思ったら、何度も失敗を繰り返して、ギリギリの境界線を掴むしかない。
――まだ、まだ…ありそうですが。
ある。あるけど、これ以上知りたい人は、写真集に書いてあるので、買ってください(笑)。一家に一冊…見るだけで楽しめるし、撮り方のポイントも、ばっちり載っています!