『天下鳴動』を『逃げ若』仕様にアレンジ

「逃げ上手の若君」×「天下鳴動」コラボ!「天下統一ボードゲーム!」でマンガ編集者とゲーム原作者が戦ってみた【ジャンプGIGA】_7
サイコロを3つ振り、好きな2つの出目を組み合わせた数字と同じ値の「国チップ」があるエリアに兵コマを置く。置ける兵コマの数は、残った1つのサイコロの出目によって1〜3枚に決まる
「逃げ上手の若君」×「天下鳴動」コラボ!「天下統一ボードゲーム!」でマンガ編集者とゲーム原作者が戦ってみた【ジャンプGIGA】_8
与儀さんは1と2のサイコロを足し合わせ、3のチップがあるエリアを選択。残りの出目に従って、鎌倉に3枚の足利軍兵コマが置かれた
「逃げ上手の若君」×「天下鳴動」コラボ!「天下統一ボードゲーム!」でマンガ編集者とゲーム原作者が戦ってみた【ジャンプGIGA】_9
「逃げ上手の若君」×「天下鳴動」コラボ!「天下統一ボードゲーム!」でマンガ編集者とゲーム原作者が戦ってみた【ジャンプGIGA】_10
出典:松井優征『逃げ上手の若君』第1巻|ⓒ松井優征/集英社

序盤から北条家の故郷である鎌倉に攻め込まれてしまった東編集。尊氏の裏切りによって鎌倉を追われた、時行たちの悪夢が脳裏をよぎっているのかもしれません。こちらも負けじとサイコロを振っていきます。

「逃げ上手の若君」×「天下鳴動」コラボ!「天下統一ボードゲーム!」でマンガ編集者とゲーム原作者が戦ってみた【ジャンプGIGA】_11
ターンが進むと、兵コマがさまざまなエリアに置かれていく。東編集は信濃から鎌倉を牽制する様子
「逃げ上手の若君」×「天下鳴動」コラボ!「天下統一ボードゲーム!」でマンガ編集者とゲーム原作者が戦ってみた【ジャンプGIGA】_12
出典:松井優征『逃げ上手の若君』第1巻|ⓒ松井優征/集英社

北条軍の兵コマが置かれたのは、時行が逃れた先である諏訪エリア。他にもマップには後醍醐天皇が控える京など、『逃げ上手の若君』にゆかりのある土地や、南北朝時代に要所となった地名がずらりと並んでいます。実はこのマップ、オリジナルの『天下鳴動』とは異なる形状をしており、エリアごとの名前も時代に即したものに変えられているんです。

「逃げ上手の若君」×「天下鳴動」コラボ!「天下統一ボードゲーム!」でマンガ編集者とゲーム原作者が戦ってみた【ジャンプGIGA】_13
左から順に、同人版、ホビージャパン版、今回の付録。いずれのマップも日本をベースにしているが、コマの置きやすさなどを配慮して大きさや形が工夫されている

「ゲームの最後には隣り合ったエリアに『援軍』を送る仕組みがあるので、エリアの配置をどうするかは、『天下鳴動』を作る時に相当悩みました。今回のマップでも形や名前はアレンジされていますが、隣り合う関係性だけは変えないようお願いしたんです」(与儀さん)

「東京大学の史学科の方にも助けてもらいながら、時代的に重要な地名を集めました。これから先、『逃げ上手の若君』の中でキーになるような場所も含まれているかもしれませんよ……!」(東編集)

「逃げ上手の若君」×「天下鳴動」コラボ!「天下統一ボードゲーム!」でマンガ編集者とゲーム原作者が戦ってみた【ジャンプGIGA】_14
そのアレンジ具合に、試合を見守っていたホビージャパンの宇藤慶彦さん(写真中央)もニンマリ