性行為でうつるウイルス
また性行為を通じて感染するHPV(ヒトパピローマウイルス)や肝炎ウイルスも、がんを引き起こす代表的な感染症だ。性行為は人間の粘膜と粘膜を接触させる行為であり、当然感染リスクは非常に高いもので、そのため“性感染症”と分類される病気は梅毒、クラミジア、淋菌……と多種多様である。
AIDS(エイズ)と並んでHPVと肝炎ウイルスには要注意だ。HPVは性行為によって生殖器に住み着き、子宮頸がんの原因となることで有名なウイルスだからだ。
●胃がんの予防方法
・ピロリ菌検査は血液検査でも尿検査でも可能。一度確認をして陽性であれば除菌をおススメする。
・うにやいくらなどの「魚卵」をはじめとした食塩の摂りすぎは胃がんのリスクを上げるという約4万人の日本人を対象にした研究がある。食塩の摂りすぎも厳禁。
●子宮頸がんの予防方法
・頸がん検診では3年おきの子宮頸部の細胞診、または5年おきの子宮頸部細胞診+HPV検診が推奨される。
・HPVワクチンは若いうちの接種が望ましいが、打ちそびれた人は45歳まで効果があるとされているので自身の性的接触の度合いに応じて接種を検討しよう。
オーラルセックスによって咽頭に感染したり、陰茎に感染する場合もある。男性の予防接種も推奨される。