実は、Wi-Fiルーターは5年が買い替え時! 

これらを試した上で、Wi-Fiルーターを買い替えるべきタイミングとは?

「インターネット回線自体、約5年ごとに進化しており、2018年からは最大10Gbpsという速度のものになっております。しかし、Wi-Fiルーターがこの速度に対応していないと最大限に使えません。つまり、Wi-Fiルーターもインターネット回線の進化に合わせ買い替え、少なくとも約5年のスパンで新調した方がいいでしょう」

意外に早い買い替えが必要だが、買い替える時の選び方のポイントは?

「見るべきポイントは4点。まずは対応しているWi-Fiの規格の種類です。約7種類あります。最新のものほど通信速度が速いのですが、最新規格の『Wi-Fi6E』はまだ対応機種が少ないので、一つ前の規格の『Wi-Fi6』対応機種を選べば安心です。

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2点目は、対応周波数帯。Wi-Fi6に対応しているものなら3つの周波数帯のうち、2.4GHz帯、5GHz帯のどちらにも対応して切り替えられるので、問題ありません」

ちなみに6GHz帯の周波数に対応しているのは最新の電波規格「Wi-Fi6E」のみ。6GHzが使えると電波干渉が起きにくく安定した高速通信が可能となるが、一般的に浸透するのはもう少し先になりそうとのこと。

「3点目はルーターに内蔵しているアンテナ数です。最大8本内蔵しており、アンテナが多いほど通信速度は速くなりやすく、遠くまで電波が届きやすい仕組みとなっています。

4点目は『メッシュWi-Fi』対応かどうかという点。メッシュWi-Fiとは、複数のWi-Fiルーターを繋ぎ合い、家のすみずみまで電波が届くようにしてくれるルーターのことです。『中継器』は1台のWi-Fiルーターの電波が届く範囲を延長してくれるだけですが、メッシュWi-Fiは複数の機器から電波をキャッチし、自動で効率良く家中に電波を飛ばしてくれるんです」

戸建てなど、複数台のルーターを使用する可能性があるならば、メッシュWi-Fi対応機器を選ぶのがいいとのこと。