足指の機能向上で「世界が変わる」

森保JAPANの選手たちも愛用!「五本指ソックス」が日本サッカーの未来を握る2つの理由_2

第2の理由は、日本人サッカー選手の持つ特性との相性の良さだ。

この理由については少し専門的な話になるので、順を追って説明していこう。
まず、サッカー界でよく指摘されるこんな真実を紹介しよう。

リフティングは上手いのに、サッカーが下手な選手はいる。しかし、トラップは上手いのに、サッカーが下手な選手はほとんど存在しない。トラップが上手い選手は、ほとんどのケースでサッカーも上手いのだ。

トラップというのは、味方からのパスを止めるプレーのこと。ボールを止めたあとにドリブル、シュート、パスなど次のプレーをすることになる。ただ、味方から来るパスの質や種類を、パスを受ける選手は決められない。バウンドが荒かったり、スピードが速かったりもする。コントロールするのが難しいパスが来ることも少なくない。そうしたボールをトラップする際に求められるのが「技術力」だ。

そして、その支えとなるのが足の指だという。素人目にはわからないが、ボールを正確にコントロールするには、スパイクの内部でしっかり足の指を曲げる動きが有効だと多くの識者が指摘している。

例えば、かつて日本代表でも活躍し、現在は本場ヨーロッパサッカーの解説者としても人気を博している川勝良一氏は、日本サッカー発展のために発信している自身のYouTubeチャンネルやTwitterで、足の指を使いこなす意義を再三にわたって指摘している。

森保JAPANの選手たちも愛用!「五本指ソックス」が日本サッカーの未来を握る2つの理由_3

今年2月には『サッカーうまい選手は足指が開く クリエイティブが目覚めるトレーニング』という書籍まで出版した。この書籍では、サッカー選手が足の指を上手に使えるようになれば、「世界が変わる」と指摘されている。