2023年度アカデミー賞最多ノミネート!  A24史上NO.1ヒット記録中!   フツーのおばさんの、フツーじゃないマルチバースカンフーアクション映画、『エブエブ』!_1
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A24史上、No.1ヒット!

3月13日(日本時間)に開催されるアカデミー賞授賞式を前に、作品賞や監督賞、主演女優賞を含む10部門で11ノミネートという最多候補に選ばれる快挙を果たした『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(略称:エブエブ)。

すでにゴールデン・グローブ賞や全米映画俳優組合賞(SAG賞)など、アカデミー賞の前哨戦といわれるアワードで主要の賞を獲得していて、オスカーの大本命とされている。

近年メキメキとユニーク且つ良質な作品を世に送り出している映画制作会社A24史上NO.1ヒットを記録している『エブエブ』。

主演のミシェル・ヨーを始めとするアジア人俳優の活躍も嬉しく、何がそんなにウケているのか、まずは1回、いまいちよく分からなかったら(または面白過ぎだと思ったら)2回観るのも十分アリな見どころ満載作品だ。

かくいう私も、実は2回『エブエブ』を観た口なのだ。いや最初は私、完全にこの作品をナメてました。

ぼーっとして観ていたら、展開の速さとマルチバース(ほら出た! 最近『アベンジャーズ』なんかでも私を混乱させる、今いる現実と並行して存在する他の宇宙に瞬時に移動するってやつね)という次元を超えたはちゃめちゃな闘いに、頭がこんがらかってついて行けなかったのだ。

それでも、大小様々なギャグが散らばっていて、物語は奇想天外。まぁ何て自由な映画なんだろうと、再度トライした。

それと役者のアンサンブルが抜群にいい。各俳優が確かな演技力を持ちながら、バカバカしい笑わせどころを、滲み出るアホらしさ全開で、シンケンに心から楽しんでパフォーマンスしているのが伝わってくる。

ここは『スイス・アーミー・マン』の監督ダニエルズ(ダニエル・クワンとダニエル・シャイナートのコンビ)のサービス過剰ともいえるコメディセンスが大いに活かされているのだった。

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