なんとなく疲れやすいのは「かくれ脱水」のせいだった!

「かくれ脱水」の主な症状は、疲れやすい、体がだるい、眠気がとれないということが多いです。

65歳以上の人で調査すると、疲れの原因で一番多いのは脱水だということがわかっています。朝昼晩の食事以外の食間や就寝前後で水分を摂っていない人で疲れているなら、ほぼ脱水の状態が考えられます。
これは若い世代や働き世代でも同様です。

私たちの体の細胞に栄養や酸素を運ぶのは水分です。
よって、水分が減る脱水状態は、栄養や酸素が体中の細胞に行き渡らなくなるので、当然体も元気がなくなります。
また、細胞で代謝されて新陳代謝によって生まれた、二酸化炭素やアンモニアなどの老廃物を外に運び出すのも水分の役目です。
水分が減ると老廃物が溜まってしまうため、体調不良になりやすくなってしまうのです。

65歳以上の疲労感・だるさの原因の第一位は「脱水」。冬こそ、体調不良を引き起こす「かくれ脱水」に気をつけて_2

なので、最近なんとなく疲れやすい、だるいなど体調不良を感じる人は、ほかの病気を疑う前に、「かくれ脱水」になっていないかチェックしましょう。

まず、毎日飲む水の量をチェックしてください。
成人ならば1日1500mlくらいは飲みましょう。水だけでなく、お茶やコーヒーなどでもOKです。ただし、カフェインで尿が近くなる人は控えてください。

また、体重に変化がないかも確認を。
かくれ脱水になると体重が落ちるということがあります。体重の2%相当以上が低下したら危険サインです。
水分は食事からも摂れるので、食事量が落ちてしまうと体に入る水分が減り、結果的に体重が減少します。
冬になって食事量が落ちていないかチェックしましょう。