斎藤容疑者の父親が語った「車両傷つけられ事件」

また、小さい頃から斎藤容疑者を知る近隣住民はこう語る。

「小学生くらいの頃、庭でピレネー犬の世話をしているのをよく見かけました。ピレネー犬はアルプスの少女ハイジに出てくる大きな犬ですが、当時、斎藤家では2匹のピレネー犬を飼っていました。小さい頃から知っていますが、あの子が車に嫌がらせしたり、あんなひどい事件を起こすとは思ってもみませんでした。
事件のあった当日に警察の方がビショップさんの家の防犯カメラに映った斎藤容疑者の写真を見せにきましたが、横顔でマスクをしていたのもありますが、昔の面影がなくて彼とはわからなかった」

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森田ソフィアナ恵さん(本人Facebookより)

前回、集英社オンラインでは父親の証言を報じたが、斎藤容疑者は23年前に両親が離婚。母親と姉と3人で飯能の自宅で生活していたが、斎藤容疑者の暴力が激しくなったことから、母に続いて姉も家を離れ、今は“一人ぼっち”で生活していた。
「車両傷つけられ事件」について父親はこう話した。

「(被害者一家と)何があったのかは私もわかりません。ですが昨年、淳が車を傷つける事件を起こしたというのは、被害者の方の弁護士から書面でいただいていたので知ってはいました。淳がそういう事件を起こし、逮捕されたということが書かれていました。被害者の方から示談を求められているような内容でしたが、具体的にお金の話などは書いてありませんでした。
その中には『今、住んでいるあの家からとにかく出て行ってほしい』と書かれていました。それを見て私のほうから淳に家を出ていけとかは言っておりません。あくまで、こういう書類が来ているぞ、と弁護士を通して淳に郵送しました。その後のことはどうなっていたのかわかりませんが、私の知る限り示談はしていないと思います」

これまで静かだった「美杉台ニュータウン」は事件後、いまだに物々しい雰囲気に包まれていた。
「1月3日にようやく(斎藤容疑者宅側の)規制線が外されましたが、被害者の自宅の方はまだ規制線がはられています。元旦も多くの警察官がこの辺をウロウロしていましたし、
野次馬が容疑者宅前に集まり、スマホで撮影していました。被害者宅側の規制線も2週間くらいは続くみたいですし、まだしばらく落ち着かない日が続きそうです」(前出・近隣住民)

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1月5日も規制線が張られていた
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現在、埼玉県警は斎藤容疑者の生活実態を詳しく調べるとともに、動機についても捜査し、事件の全容解明を進めている。


取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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