「言いたくないですけど、僕らの笑いの取り方って…」
――6番手のや団に抜かれるまでは暫定1位を守っていましたが、そこから7番手のコットン、8番手のビスケットブラザーズと立て続けに抜かれ、最終的には4位と、あと1歩のところでファイナルステージ進出を逃してしまいました。
和田 まあ、そうだろうなっていう感じでしたね。
岸 よくそこまで粘ったな、と。
――大会を終えたときは、率直なところ、どんな気持ちでしたか。
青山 頭を抱えました。これでもダメだったか……と。来年、どうしようって。本音を言えば、僕らは芸歴的にはだいぶきついんですよ。もう12年目ですから。決勝行って思いましたもん。俺らの芸歴、上から数えた方が早いんだ、って。今回獲らなかったら相当苦しくなるなという自覚はあったんです。
和田 これ、あんまり言いたくないんですけど、僕らの笑いの取り方って1つのパターンしかないんですよ。僕が追い込まれて追い込まれて、何を言うかみたいな。今回、そのパターンをとことん突き詰めた。もうマックスだと思うんです。
——それが武器なわけですよね。
和田 でも、さすがにもう無理だと思います。このパターンではこれ以上ウケない。
青山 来年も(決勝に)出ようと思ったら、新しい形を見つけないと難しいでしょうね。それは実感としてあります。な、岸。
岸 はい。
和田 このパターンでもう10年以上やってきてるんで、それ以外のパターンとなると、そう簡単にはできないと思います。