直属の秘書広報課が「市の公式な見解を示すものではありません」
29日には地元記者クラブとの定例市長会見が午前に開かれた。田久保市長は前日「発表案件以外の質問には答えない」と宣言。市幹部が翻意を求めたが受け入れないまま会見は始まった。
中継映像によると記者クラブ側は冒頭、田久保市長の態度は『説明責任を放棄していると言わざるを得ない』として取材に誠実に対応するよう求める要請書を手渡した。
無言で受け取った田久保市長は発表を始め、発表内容の具体策を問う以外の質問には『最後にお答えをする』と答えを先送りした。
そして終盤、田久保市長は不信任決議案の可決が確実になっていると報じられていることを「まだ議会の方でお示しいただいていないことについての報道も先行しております」と批判。
コメントもしていないのに「私の方針」が伝えられているとも主張し、「そのような事実を鑑みしばらくの間フリーの質問(への回答)は控える」と主張して一方的に会見を打ち切り部屋を出て行った。
疑惑発覚後、後援会主催の記者会見を複数回開き、饒舌だった市長が答えなくなったのはなぜか。
田久保市長はメガソーラー設置事業と前市長時代に計画された新図書館建設の阻止を公約に5月に当選。実際には両事業は現在、止まっているが、学歴詐称疑惑で追い込まれるとこの二つの計画を止める「使命」が自分にはあると主張して辞職を拒んだ。
そして、前市長の在任中の行為によりメガソーラー事業が復活する芽が残っていると印象づける発信を個人のXで続けている。
これを、ほかでもない市長の下で働く市当局者が否定し始めた。直属の秘書広報課が市ホームページで28日に市長のSNS発信は「市の公式な見解を示すものではありません」と表明。29日には都市計画課がメガソーラーについて「工事の進捗はみられない」と発信し市長の主張を否定した。
このため田久保市長はこの問題を突っ込む質問を受ければ、統治の崩壊が一層あらわになると考えた可能性がある。