休み明け前から生活リズムを整える

正月うつの解消法はまず、休み明けの数日前から、生活リズムを整えるようにすることです。年末と元旦くらいは昼夜逆転生活でもいいのですが、2日からは徐々にいつもの生活リズムに戻しましょう。
働き盛りの中高年世代は若い世代に比べて、生活リズムを戻すのに時間がかかるので、仕事始めから逆算して早めに始めてください。

朝は朝日をしっかり浴びて、自然な睡眠へと誘うホルモンのメラトニンの分泌を促し、決まった時間に眠るようにしましょう。
良質な睡眠をとることができれば、体の疲れやだるさは解消していきます。

また、胃腸を休めるようにしてください。お正月はどうしてもお酒を飲む機会が多く、おせち料理、お餅などで糖質を摂りすぎてしまいがちです。
糖質を摂りすぎる食事は、血糖値の乱高下を招き、けだるさや眠気の原因になります。
仕事始めの2日前くらいから、食事には気をつけて過ごすようにしましょう。

「新年なのにやる気が出ない」「正月明けに会社に行きたくない」…年明けに気を付けたい「正月うつ」の原因と対策_2
すべての画像を見る

年末年始のお休みは、「ダラダラしていました」という人が多いのですが、その場合いざ仕事が始まるとなったとき、オンとオフの切り替えがうまくいかずに正月うつになってしまうことも。

できれば、遊ぶときは思いきり遊ぶなど休み中の生活でメリハリをつけることができると、気持ちの切り替えがしやすく、憂鬱な気持ちも解消されていきます。

また、正月うつに限らず、軽い運動やストレッチをする、お風呂にゆっくり浸かる、などは体をリラックスさせるのに有効なので、ぜひ積極的にやってみてください。