敗者復活戦は、極寒のアリオ橋本イベント広場を想定

★4番手「ばってん少女隊」
結成8年目/スターダストプロモーション所属

スターダスト福岡営業所から東京への距離にも心折れずに、さまざまなジャンルの楽曲を試し続け、2020年リリースの「OiSa」がヒット。アルバム『九祭』では祭りをテーマにした力強いダンスチューンの数々で怒涛のたたみかけを見せるグループ。

M-1にたとえるなら……今年の勝負曲「御祭sawagi」が、ジャルジャルの「国名分けっこ」ぐらい中毒性があるとSNSで話題になる。

★5番手<敗者復活枠>「ばっぷる」
結成3年目/テレジアプロジェクト所属

3人の伸びやかな声と、多幸感あふれるオシャレな楽曲は、見る側のコンディションを問わず、「いいものを見た」という気持ちにさせる。Youtubeでバズる前から「岸さんの体型が好き」という理由でトークライブのMCにきしたかのを指名するなど、すべてがハイセンス。

M-1にたとえるなら……本家M-1の敗者復活戦は極寒の六本木ヒルズアリーナで行われるが、〝アイドル版〟は極寒のアリオ橋本イベント広場を想定。そこで見事勝ち上がりそうなダークホース的存在。アリオ橋本からスタジオへの移動で道に迷い、かなりのタイムロスが発生するが、髭男爵ひぐちくんのアテンドにより、事なきを得る。それらすべてを忘れさせるほどの素晴らしいパフォーマンスで爪痕を残す。

★6番手「Ringwanderung(リングワンデルング)」
結成4年目/ Lonesome Record所属

高い歌唱力と熱量でフロアを沸かせまくる5人組。楽曲制作にボカロPを起用していて、初見の人もぶっ刺しまくる特徴的な楽曲が魅力。鍵盤ロックが好きな人なら必ずチェックするべき。

M-1にたとえるなら……連続で決勝に出場しているオズワルド的存在。大事な場面で「細稲垣」のようなことをして、見る者の記憶に残るものの点数が伸び悩みそう。敗退が決まって暫定ルームが映し出されるも、すでに彼女たちの姿はなく、椅子の上にはみょんさんが脱いだ上着だけが置いてありそう。

★7番手「クマリデパート」
結成7年目/ekoms所属

とにかく楽しい・幸せを届け続けるTHEアイドル。この真っすぐなアイドル活動をここまでの練度に高められるのは、メンバー・運営すべての細かい努力の賜物。プロデューサー・サクライケンタによる楽曲は、王道に見えても細かいところまでトリッキーで何度聞いても飽きない。

M-1にたとえるなら……振り付けでパンチの動きをするところでメンバーに当たってしまい、今年のM-1(3回戦)のセルライトスパとまったく同じ状態になるも、最後まで盛り上げ切り、場数の違いを見せつけそう。