ゲソゲソのロン毛と分身したハゲの高速漫才

《M-1後、最速インタビュー》金属バットにとってM-1グランプリとは何だったのか?「僕らずっと、人気ない、影の方の芸人やって…」【ノーカット掲載】‗03

――ワイルドカード進出者のルールなので仕方ないですが、準決勝Aブロックの一番手はきつそうです。

友保 終わりですよ。ただ、やっぱ人間欲が出てきたりするので、行けるかもって思ったりして(笑)。あそこで、とんでもなくうけりゃ、プラスですからね。いきなり盛り上げた感じになるんで。

――確かに。

友保 まぁわしは病み上がりゲソゲソのロン毛で、小林は死ぬほど震えて(笑)

小林 けっこう(笑)

友保 病院出と、分身したハゲが、

小林 (笑)いいじゃん。

友保 高速で漫才して。

――当日のスケジュールって、どんな感じだったんですか?

友保 わしがコロナのホテルにいて、で、だいたい出してもらえんのが1時とかなんですよお昼の。だから、前日に保健所に電話して「すんません~」「ちょっと明日どうしても行かんといかんのですわ〜」言うて。「なんちゃなんないすか?」言うたら保健所が「あぁちょっともう、できるだけ早く、出しますんで」みたいに言うてくれはって。で朝の9時にもう出ていいよってなって。

――すごい。

友保 で、朝の9時に出るときにその、保健所の人がいっぱい集まってくれはって、ホテルの人も。えらいお見送りしてくれはって。「頑張って下さーい!」っていう。こっちも「勝ってきます」って言って。そんで出て負けたっていう(笑)

小林 (笑)めっちゃはずかしいな。

友保 うわ、いやや、めっちゃくやしい。

――記憶がよみがる。

小林 「勝ってきます」も今思えば、もう、負ける感じのやつ。

友保 いや、そやねん。負けるやつやねん。

小林 (笑)

友保 やっぱり。恥ずかしい。ドラマは仕上がったな思てけど(笑)。

――みんな思いましたよね。

友保 ドラマじゃなかったですね、4コマ漫画ですね、あれ(笑)

小林 (笑)