#1 無頼派芸人・金属バットが初めて本音で語った…『M-1』ラストイヤー決起集会【ノーカット掲載】
#3 《M-1敗退後、最速インタビュー》金属バットにとってM-1グランプリとは何だったのか?「僕らずっと、人気ない、影の方の芸人やって…」【ノーカット掲載】
#4 《M-1準々決勝ネタYouTube再生回数ダントツ1位》なんでみんな金属バットが好きなのか? たったひとつの揺るぎない理由【ノーカット掲載】
#5 《金属バットの15年》「『M-1だけじゃないぞ』って、なんや眠たいこと言いやがって」それでも日常は続いていく…【ノーカット掲載】
15年目の『M-1』挑戦
渋谷の居酒屋の個室での勝手に「M-1決起集会」のスタートから1時間。いい感じにアルコールも回り、多くの脱線を経てついに『M-1』の話題をふった途端、ふたりとも顔をしかめる。昨年は敗者復活戦で爪痕を残したが、今年がラストイヤーとなる金属バットの行方は――。
―――いよいよM-1の3回戦(取材当時)も始まりました。……顔が一気に渋くなりましたね。
友保 だるいっすわ。
小林 面倒やな。
―――どうですか、今までの『M-1』挑戦を振り返って。
友保 特になんもないっすよ。でもいいっすよね『M-1』、おもろいし。
小林 あんな、みんなでキャンキャンすることないんでね。
友保 去年もあきませんでしたねえ。今年は決勝、行けりゃいいんですけどね。ほんまに。
―――去年の敗者復活戦ではだいぶ爪痕を残したと思うんですが、あの反響で仕事も増えたんじゃないですか?
小林 いや、そこまでですよ。
友保 やっぱちゃんと(決勝に)行かな、変わらんすよ。
―――周りから見ると、ちょっとずつ売れてきてるような感じがするんですが。
友保 いや、ずっと底辺でしたよ。ただちょっと、最近やっと視界が明るくなってるような気はしますね。仕事で東京来ることも増えたしな。
小林 東京の仕事っていっても、吉本の劇場の仕事やけどな。
友保 その前からインディーズで東京のライブも出させてもらってたしな。あんま変わらんか。
―――『M-1』の話って、周りの芸人さんとしたりします?
友保 よく(デルマパンゲ)迫田と話してますね。「だるいなあ」「もう始まるやん」って。しんどいんでね。
小林 まずエントリーで金払う時点でだるいっすよ。当日はいいんですけどね。やるだけやから。
友保 どうする、負けたら。だるいなあ。