夫婦の話し合いに必要な「覚悟」

「子供が最優先」をやめたら親ではないが、すべて「子供が最優先」にしても親にはあらず…1000日修行僧の育児アドバイス_2

こうして整理すると、毎日、たくさんの作業を担当なさっていらっしゃいますね。大変なことと思います。トイレやお風呂などの掃除、洗濯については言及がありませんが、これらもあなたがなさっているのでしょうか。もし、そうであるなら――平日の保育園への送りは旦那さんにお願いするなど――ご夫婦の間で作業分担のバランスを調整したほうがよいでしょう。

そのお話し合いをなさる際、ひとつだけ「注意」していただきたいことがあります。
これは「注意」というよりも、「覚悟」と申し上げるべきでしょうか。

たとえば、「平日の料理」を旦那さんにお願いするとしましょう。旦那さんは「食事時に帰宅できない」ことを理由に、担当を拒むかもしれません。そのときには「ならば、冷凍食品の幼児食で構わないので、毎日のメニューを決めて、あらかじめ自分で買って、日付を書いて冷凍庫に入れておいてほしい」と求めてみて下さい。

毎晩の夕食が冷凍食品ではお金もかかりますし、ひょっとすると栄養も偏ってしまうかもしれません。けれど、旦那さんとの関係(パワーバランス)を修正するには、どこかの点で家庭や我が子に負担がかかってしまうことは避けられないのです。

旦那さんに子供の夜泣き対応をさせるのであれば、あなたは居間に布団を敷くなどして、別室で寝るという方法もあります。あるいは夜ではなく、朝に(旦那さんに)子供をお風呂に入れてもらうようにする。