富裕層はあの手この手で相続税を回避している
「相続は3代続くと財産がなくなる――」
日本の相続税の厳しさを伝える言葉として広く知られているものだ。かつて「今太閤」と呼ばれ、目白の一等地に8000㎡を誇った田中角栄邸も子孫が相続税を払えず、大部分が物納されて公園となったエピソードが有名だ。
もっとも、田中角栄の場合、非上場会社の株の評価額を巡る解釈によるものという特殊なケースであり、庶民の溜飲を下げるエピソードとして後世に誇張されて伝わっていることに注意したい。
現代日本において、富裕層が没落する最も大きな理由は親族間の諍いであり、相続税ではない。むしろ、富裕層は相続税をあの手この手で回避しているというのが実情だ。













