ところがオーガスタの女神は気まぐれなのか、ゴルバカに対してサービス精神旺盛なのか、くるりくるりとウイニングパットを2回も「拒否」したのだ。
アマチュアゴルファーでもショックで落ち込む痛恨の4パット。これをシェフラーに課したのだ。
「これでマスターズらしくなったでしょ」とオーガスタの女神がつぶやいたような気がした。オーガスタの女神は気まぐれで、なかなか厳しい。
連覇を期待された松山も今年は女神と仲良くなれなかった。予選ラウンド2日間は、神業のようなアプローチショット(グリーン近くからカップに寄せるショット)を連発して、3アンダーの2位タイ。連覇への期待を高まらせる成績で決勝ラウンドに進出した。
しかし、決勝ラウンドが始まった土曜日の1番ホールで、微妙に女神との関係がすれ違い始める。ナイスアプローチで寄せたパーパットを決めきれない。すれ違った関係を、結果として最後まで修正しきれなかった。
4日間を戦い終えて松山は「最終日は6〜7アンダーを目指して、どんどんバーディを取っていきたかったけれど、パットを入れることができなかった。パット以外は(体調もショットも)だいぶ戻りました」と決めきれなかったパットを悔やんでいた。
固唾を飲んで見ていたカラサワ氏は「一生懸命にアプローチで寄せて、でも、そのナイスアプローチが生かせない。パーセーブできないのは心のスタミナを奪うんですよね」としみじみ言った。これはどうやら超一流プロもアマチュアも一緒のようだ。
“ガラスのグリーン”と異名を持つオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ。その複雑なアンジュレーションゆえに、カップに背中を向けてパッティングをするプレーヤーもよく目にする。そんなグリーンで際どいパットが入ったり入らなかったりする。こんなところもマスターズらしさなのだろう。
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