2023年の手帳トレンド1:日々を記録する使い方
株式会社ロフトの商品本部 文具雑貨部でバイヤーを務めている土谷さんによると、近年、手帳は予定を管理するためだけのツールではなくなっているという。
「手帳といえば予定を管理するためのツールというイメージが強いと思うのですが、近年はそれに限らず、自分の思ったことを整理したり、思い出をログ(記録)するツールとして使用する人が増えています。その日、起きた出来事を1から書く日記帳とは違って、これから起きる予定と、これまでに起きたことを一緒に書けるのが魅力です。また、仕事の予定は社内のクラウドサービスで管理している方が増えたというのも一因となっているようです」
実際、InstagramやTwitterなどのSNSで「#手帳」のハッシュタグを見てみると、思い思いにシールやマスキングテープを貼り手帳をデコレーションする人、簡単なイラストを添える人とさまざまな。
ただ、このような投稿を見ていると「こんなにキレイに描けない……」と怖気付いてしまう人もいるだろう。
これに対し、土谷さんは「手帳のおまけページに、あらかじめログ専用のコンテンツページがある手帳も増えました。また、キャラクターたちのイラストが描かれていて、ふきだしが空欄になっているコミックデザインのダイアリーも人気です。記録してみたいけど、華やかなページを作るのは少しめんどくさい、自信がないという人は、そのような手帳を選んでみても良いかもしれません」と教えてくれた。