噂話が飛びかう「綾子の部屋」

加藤綾子(以下:加藤) 古市さんとは『イット!』でしか会ったことないですよね。だから、違う場でも会ってしゃべってみたかったんです。

古市憲寿(以下:古市) 『イット!』って3時間以上の番組ですけど、コメンテーターが話す時間って合計3分くらいですよね。だけど本番前後のスタジオには余裕があるので、加藤さんとおしゃべりできる時間も長かったです。

加藤 本番前とかはずっと気になったニュースについてしゃべってましたね。一部の人からは「綾子の部屋」って言われていました(笑)。

古市 柳澤秀夫さんとか、宮家邦彦さんとか、コメンテーターの方々は「綾子の部屋」が楽しみで、いつもウキウキでスタジオに来ていたという噂です。一時期、リモートで別部屋になった時なんて、みなさん寂しそうでした。

加藤さんってアナウンサーとしての才能はもちろんですけど、おじさんを転がすのがすごく上手ですよね。おじさんたちを転がすコツってあるんですか?

【初対談】「おじさんを転がすコツは?」「休むのは政界進出の準備でしょ?」古市憲寿が加藤綾子に聞く_1
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加藤 おじさん!? 転がしているつもりはないですけど(笑)。でも思ったのは、私の母が6人兄弟で、うち男性が4人いるんです。だから私のまわりにはからかってくる「おじさん」たちが常に近くにいるような状態で。それをどう回避するかを考える環境にいたので、おじさんたちの対応には慣れているのかもしれません。

古市 確かに、環境もあるかもしれないですね。僕は妹がふたりいるんですけど、男性アナウンサーって女兄弟いる人が多いと聞いたことがあります。 そのほうがお茶の間から好かれやすいというか、女性に対してフラットというか。

加藤 女性はこうだって、変に決めつける感じが無いから良いのかもしれないですね。そういえば古市さん、妹さんとずっと話してないんでしょ?

古市 妹のひとりとは、もう20年くらいしゃべってないですね。家族と会うときも直接会話をするんじゃなくて、目の前にいるのに「あの話ちゃんと言っておいてね」って感じで、親などを介しての伝聞形式なんですよ。妹からも「わかったって言っておいて」みたいに伝聞形式で返ってきます。

ところで、加藤さんって都会派ぶっているけど埼玉出身なんですよね(笑)?

加藤
 古市さんも同じ埼玉出身だから!  もうね、生放送でもこういうこと言ってくるから、「あなたも埼玉でしょ!」って言い返したことがありましたね(笑)。お互い、地元が近いんですよね。

古市 一応アピールしておくと、僕は東京生まれで、埼玉は途中からなんですけどね(笑)。