――沖縄本島と小浜島で撮影したのには、どんな思いが込められているのでしょう?
沖縄って島それぞれの独特な空気感がありますね。私は滋賀県出身で自然に囲まれて育ってきたので、小浜島のような自然豊かな場所では、自分らしい表情になると思いました。対照的に、沖縄本島のアメリカンな雰囲気の街では、全く違う表情が出せるのではという期待があったんです。その場に立ったとき、自分がどんな反応をするのかが楽しみでもありました。
――実際に現地での撮影が始まって、どんな印象でしたか?
やっぱり「この景色の中では、この衣装が着たいよね」とか「ヘアメイクはこうしよう」とか、スタッフさんとディスカッションしていくと、どんどんアイディアが生まれてくるんですよね。
特にヘアメイクは、チークやリップの色など、セルフプロデュースに近い感じでリクエストを出して、自分の思ったようにできました。
――お気にいりのカットは?
お気に入りが多いので難しいですね。いろんな表情の自分がいて、どのカットも自分らしくて悩むけど、表紙にもなっているハイビスカスのお花と一緒に撮っている写真は特に好きです。
あと、ノースリーブのセットアップの衣装で、雨上がりに撮ったカットも好き。「雨、大丈夫かな?」ってちょっと不安だったんですけど、逆に水溜りとか、幻想的な景色の中で撮影できたんですよね。チラッと写っている猫もかわいい。
ダイナーで撮った写真も海外みたいな雰囲気で気に入っています。
選びきれない(笑)!
――いろんなシチュエーションで、いろんなポーズと表情を撮影しているので、男性ファンに楽しんでいただくのはもちろん、女性ファンにも映え写真を撮るときの参考にしてほしいですね。
そう思ってくれたら嬉しいなぁ!
――改めて、完成した写真集を見て、どう思いましたか?
今の自分のいろんな気持ちがそのまま表情にもポーズにも表れているようで、私にとって人生の記念になるような1冊になりました。たくさんの方に手に取っていただけたらとてもうれしいです。
取材・文/和田淳子 撮影/柴田フミコ