第4次焼きいもブーム、今年も継続!

一説によると、第1次焼きいもブームは江戸時代後期で、砂糖などが高級品であった時代に、甘くて安価な焼きいもが愛された。第2次は明治維新以降、第3次は昭和の「焼きいも屋台」登場がきっかけとも言われている。

そして、2000年代初期から現在まで、第4次焼きいもブームが継続中だ。背景として、高品質なさつまいもの流通、前述した健康志向の高まり、スーパー等でも買える手軽さや専門店の登場なども、ブーム継続の理由として考えられる。

「さつまりこ 焼きいも」の原材料には焼きいもパウダーが使用されているが、その味は、市販の焼きいものトレンドを参考にしているという。現在使用しているのは、ねっとりとした甘みの強い焼きいもをイメージしたもの。同じ焼きいもでも流行に合わせた味や香りを意識している。

一方で、「おさつスナック」は濃厚な焼きいも風味というよりも、全体のバランスに考慮した香りや味わいを追求し、甘みのなかにほのかな塩味も効いている。同じ焼きいも味のスナックでも、それぞれのタイプに合わせて目指す味が異なるという点も興味深い。

スイーツにアレンジしても美味しい

「おさつスナック」にはなぜツノがある?「さつまりこ」はさつまいも味じゃなかった?“焼きいも菓子”トリビア5選_6

今回ご紹介した「おさつスナック」と「さつまりこ 焼きいも」は、カルビーのスナック菓子の中では数少ない「甘いスナック菓子」。

たとえば「おさつスナック」はバニラアイスとの組み合わせもマッチしたり、「さつまりこ 焼きいも」でスイートポテトをつくったりできるなど、「スイーツのアレンジレシピ」を試せるスナック菓子という点も、魅力のひとつなのだそう。

この季節だけの焼きいも菓子のトリビアを知ることで、より楽しく味わうことができそうだ。