クラシック映画はテーマパークよりテーマパーク!

それからというもの、地元神戸の垂水駅前に当時あった「エムズクラブ」というレンタルショップ(2017年に閉店した)に足繁く通い、中学生のお小遣いでも借りられた1本100円の旧作映画を中心に洋画邦画問わず様々な作品を貪るように見た。
そこには初めて見るからこその驚きが沢山あって、製作された時代は関係なくどれも新しかった。

自分の目から見たクラシック映画の数々は、音楽・ファッション・車など、当時のカルチャーが生き生きと詰め込まれていて、テーマパークよりテーマパークだったのだ。

今はレンタルショップに通わなくてもネフリ(Netflix)やアマプラ(Amazon Prime Video)で手軽に映画を見ることができる。
レコメンドに出てくる新作も面白いけれど、偏愛性をもって「まだ知らない」作品を発掘していきたい。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)
Back to the Future/上映時間:1時間56分/アメリカ

高校生のマーティ・マクフライ(マイケル・J・フォックス)は、近所に住む友人で科学者のエメット・ブラウン博士(通称ドク/クリストファー・ロイド)が開発中である、愛車デロリアンを改造したタイムマシンの実験を手伝うことに。ところが実験中に事故が起こり、マーティは一人1955年の世界にタイムスリップし、両親が恋に落ちるきっかけとなる出会いを邪魔してしまう。そのままではマーティが生まれず存在が消滅してしまうため、未来に戻る前になんとか両親の仲を取り持とうと奮闘する。スティーブン・スピルバーグが製作総指揮、ロバート・ゼメキスが監督を務め大ヒットを記録したSF映画。