相手の発言は前のめりで聞き、受け止める

話をきちんと聞いていますよ、あなたの話は参考になります、という気持ちを言葉やうなずきなどの態度できちんと表現することも、大切な気くばりです。

「どんな話も前のめりにうなずきながら聞いてくれる友達がいて、もっと話したい気持ちになります」(旅行・25歳)

「必ず私の発言を拾ってくれて『○○ちゃんの言う通り、そうだと思うんだよね』という言い方をしてくれる友達がいます。認められている気がして、なんでも話したくなります」(通信・25歳)

どちらも相手の発言を認める素敵なふるまいです。さらには、相手の意見が自分と違っても、「そういう考え方もあるよね」と相手の発言を認めて尊重できれば、気くばりの達人です。

ポジティブな相づちをストックしておく

「話し上手より聞き上手」といいますが、相手の話を受けてペラペラとまくし立てるより、たったひとことの相づちのほうが好印象を与えるということはよくあります。

「つらそうな話以外はいつもニコニコ、『いいじゃん』、『それでそれで?』、『うらやましい』、『いいなぁ』とこちらの話を盛り上げてくれる、前向きな相づち上手のRちゃん。彼女に話すと気分いいです」(通信・28歳)

「相づち上手な人とは話がはずむ」と答えた人は87%。私はいつも、「相づち上手は気くばりの人」だと思っています。大事なのは「ポジティブな相づち」。以前は、働く女子の間では「さしすせそ」がポイントと言われていました。

「さすが」、「知らなかったぁ」、「すごい!」、「センスいい」、「そうなんですねぇ」

さらには、こんな意見も。

「絶妙なタイミングで少し前のめりになりながら『うんうん』」(商社・27歳)
「わりとよく使うのが「えっ! それで?」『すごい!』『まさかの!』」(文具・26歳)
「『わぁ!』とか『へぇ』とか『ほんとに?』とかが使えます」(PR・29歳)

ポジティブな相づちは、いくつ持っていても損はありません。