複数ポートの充電器も忘れず
避難所などに、十分なUSBポートがあるとは限らない。運良く発電機やコンセントなどがあったとしても、USB機器を繋ぐための充電器が必要だ。その際、コンセントから離れた位置で、複数のUSBポートに繋げる充電器があると役立つ。
例えば、MOTTERUが展開する「MOT-AC60PD30U4」は、1.5mのACケーブルでコンセントから給電し、最大5台のデバイスを同時に充電できる。具体的には、USB Type-Cを1つ、Type-Aポート(2.4A)x4つを搭載する。特に、Type-CはUSB Power Deliveryに対応し、最大30Wでの出力が可能。そのため、ノートPCや大型のタブレットなどの充電にも対応しやすい。
こちらは他のアイテムに比べると重要度が低いため、普段は仕事用のデスクなどに備えておき、災害時には持ち出せたら持ち出すという使い方で良いだろう。もちろん、価格がさほど高くないので、非常用バッグに専用の1台を忍ばせておいても良い。
本稿で紹介した機器はあくまでも一例だ。こうした製品ジャンルを参考にしつつ、改めて防災用の周辺機器を見直してみてほしい。
文/井上晃