4年前にファンの男性と“豪快婚”
そう言いながらも、現在は車椅子ソフトボール、ナチュラルリュージュの他、アーチェリー連盟の外部理事、プロ野球OBクラブの理事。女性スポーツの普及や地位向上を目的に発足したトータル・オリンピック・レディス(TOL)でも会長を務め、イベントを開催したり、年に一度発行する機関誌のために女性オリンピアンを取材し原稿を書いている。
「他の人とは違う生き方をしていて、それはそれですごく張り合いもある毎日です。でも女性としての幸せみたいな部分では、子どもを産んで育ててというところが出来ずにこの歳になってしまって、それはちょっと残念だったなと思うこともあるんですけど……。私、自分の子どもをアスリートに育てるのが夢だったんで」
そんな殊勝なこともポロッと言う。
プライベートでは、4年前に結婚した。友人と飲んでいた際、たまたま同じ店で飲んでいた男性に「ファンなんです」と声を掛けられたのが縁で、しばらくしてプロポーズされたという。ここでも豪快なエピソード。
旦那様は関西に単身赴任。一緒にいる時は、二人でお酒を嗜んでいる。もちろん、「嗜み」程度では済まないことが多い。
忙しすぎて、まだ結婚式はしていない。今の夢は「バンテリンドーム(名古屋)を借り切って結婚式をすること」と壮大だ。
「みんなで大運動会をやって、車椅子ソフトボールの選手や、子どもたちと一緒に走ったり、私が始球式をやって、宇津木さんにノックを打ってもらったり、いろいろやりたいことがあって」
それは結婚式と言えるのだろうか……
「だって、みんなで楽しみたいじゃないですか」と子どものように言う。