アグレッシブなシブコが帰ってきた?

8月7日(日本時間8日)に行われた「AIG全英女子オープン」ファイナルラウンドの最終組、首位に5打差の2位タイでスタートした渋野が、1イーグル3バーディ1ダブルボギー3ボギーのパープレー71と、出入りの激しいゴルフながら、1打差の単独3位に入る健闘を見せた。出入りが激しかったのは最終日だけではなく、4日間のスコアも65、73、66、71とまさに日替わりの様相だった。

プロゴルファーで解説者のタケ小山氏は、渋野の改造中のスイングとコースの相性をこう分析する。

「今回の会場になったミュアフィールド・リンクスは全体に平らなコースです。渋野が改造中のスイングは、小さなテイクバックからシャローイング(※クラブを低く上げて鈍角に下ろすスイング)しながらインパクトを迎える、下から上へのスイングなんですね。これは平坦か左足上がりのライならいいんですが、それ以外の、例えば左足下がりとかつま先下がり、あるいはそれらが混ざった複合ライに対してはボールをダウンブローに打てない。ところが今回のコースは、コブとかはあるものの、平坦なところが多い。そこが彼女に味方した部分は大きいですね」

全英女子3位で渋野日向子は完全復活? タケ小山氏は「難しいね」と言葉を濁す_1
タケ小山氏
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