熱中症予防対策「HEAT」

今年に限らず、都市化によるヒートアイランド現象や温暖化により、年々、気温は高くなっています。もはや誰もが熱中症になるリスクは常にあるので、熱中症予防に心掛けましょう。

熱中症予防対策には「HEAT」というキーワードがあります。
H: Healthcare ヘルスケア
E: Environment エンバイロメント
A: Alert アラート
T: Treatment トリートメント

4つの英単語の頭文字から取ったものです。
一つひとつ、説明していきましょう。

まずはH の「ヘルスケア」。
健康維持、健康増進をしっかり心掛けることです。
具体的には食事は3食バランスよく食べることや睡眠を十分にとること、また、水分をしっかりとることも大切です。
お米や野菜には水分が含まれているので、食事からも水分を取れます。
食事をして睡眠がしっかり取れていれば、熱中症になるリスクが減ります。
また、夏なのでビールなどアルコールを飲む機会が増えますが、二日酔いには気をつけましょう。
二日酔いは脱水症状になっているので、暑いと余計に水分が失われて、熱中症のリスクが高まります。

Eは「エンバイロメント」 環境のことです。
まずは、涼しい場所で過ごすようにしましょう。
我慢せずエアコンをつけたり、サーキュレーターで風通しをよくしたり、などすれば、屋内で熱中症にはなりません。
屋外にいるときもできるだけ、直射日光を避け、木陰など風通しのいい場所にいるようにしましょう。

熱中症の予防対策のキーワード“HEAT”で、暑さに負けない体を作る_2
熱帯夜は我慢せず、エアコンをつけよう
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もう一つ、環境面で大切なのが社会性を持つということです。
家族、友人との付き合い、ご近所付き合いを増やしておくと、何かあったときに発見してもらいやすいからです。これは何も高齢者だけが対象ではなく、コロナ禍で、テレワークなどで引きこもりがちな働く世代にも言えることです。
人付き合いを忘れず、お互いを見守ることができる環境を作っておきましょう。