会見中に社員を叱責、笑顔X投稿の謝罪も
記者には務めて丁寧な口調で通した熊谷。だが会見中、代わりに答えるために立った社員に
「ちょっとすまん。ちゃんとボタン閉めてください。あなた、お詫びをしているのにボタン開けてどうすんだ」と、皆の前で叱責し、ピリついた空気も醸し出す。
漏えい発覚後、会見までの間に熊谷氏は自身のSNSに笑顔の自撮り写真を2回ポストしたほか、犯人がさらした個人情報の信ぴょう性を裏打ちするような書き込みをし、真偽不明の「北朝鮮ハッカー説」を唱えるポストも紹介してきた。
会見では、笑顔の自撮り写真について「脅迫者に『君の脅迫には微動だにしないよ』と、そういうつもりで上げました」と説明しながら不適切だったとこれも謝罪。犯人像についても「お国の名前もその他のことも、一切私どもは何も申し上げることは現在はございません」と言及を避けた。
こうした不安定な言動には「熊谷社長自身が、今、上場企業たるGMOにとって非常に大きなリスクになってしまっているのではないか」との質問も。“命の砂時計”発言にも「思い入れの強さを感じたが、それが逆にガバナンスの不全を招いてるんじゃないか」との指摘がなされた。
個人情報をネットでさらすという凶悪な劇場型犯罪に劇場型会見で対抗した熊谷社長。しかしその夜には、グループ会社からの別の情報漏えいも発覚した。セキュリティを固め、捜査当局による攻撃者の検挙につながる環境づくりに励むことが最優先ではないのか。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













