保護者の中では「だから学童に預けるのが嫌なんだよ」という声も

一方、町の対応に憤りを隠さない住民もいる。

「今回の件は、風化させてはいけないと思っていました。ようやく在宅起訴されたんですね」

そう語るのは、箕輪町在住で、町の教育行政に詳しい女性だ。

「Aは元中学校教諭で、一時は高校教諭も勤めていました。地元では駅伝の指導者として崇拝されていたようです。事件発覚後、Aを知る学校関係者らは、『あり得るね』という反応でした。厳しい指導をする人で、子どもたちも逆らえないような存在だったとは聞いています」

写真はイメージです(PhotoAC)
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女性が問題視するのは、事件前から子どもとの接し方を注意されていたAに、指導を任せ続けていたことだ。保護者からも指摘があったとこの女性は証言しており、教育長の説明と食い違う。

「事件が起こる前から、被害に遭った少女とは別の児童との距離が近すぎるという指摘が、保護者から複数回寄せられていたと聞いています。それにもかかわらず、Aに学童の指導を任せ続けていた責任は重いと思います。注意しても、やる人はやってしまいますから。

事件後、保護者の中では『だから学童に預けるのが嫌なんだよ』という声も上がりました。もともと信頼できず、預けていないという人もいたくらいです。子どもの安全を守るために預ける場所で、こんなことが起きてしまって…。その不安を、町がどう受け止めているのか疑問です」

女性は、Aが身柄を拘束されることなく在宅起訴されたことにも不満を示し、「もう子どもと関わらないでほしい。本当に、それはもうやってはいけないと思います」と訴えた。

Aは厳しい指導者として知られ、家庭を築き地域の陸上競技団体で役職も務めていた。「同意していると思った」という言い分で、16歳未満の少女に手を出した行為が正当化されることはない。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班