「バイオハザードに出てくる冷蔵庫やん」
注目を集めているのは、家電ブランド「AQUA(アクア)」が10月15日に発売した、冷蔵庫「KURAシリーズ」の特別エディション「AQR-DUX51B」。カラーは「ブロンズゴールド」で、容量508Lの6ドアタイプだ。なんといっても目を引くのが、扉一面に広がる独特の模様である。
緑がかった色に金色や茶色が入り交じり、その外観は、まるで長い年月を経た金属のよう。日本の「わびさび」をコンセプトにしているというが、商品写真だけを見ると、さびた冷蔵庫と勘違いしても不思議ではないほどの風貌だ。
10月14日、家電の情報を発信するXユーザーが、店頭の写真とともに「AQUAの新型冷蔵庫が見た目全然新型じゃない件 これをキッチンに合わせるのは上級者すぎる」と投稿。これに多くの反応が寄せられ、SNSには戸惑いやツッコミが相次いだ。
「世界が滅びて1000年くらい経った冷蔵庫?」
「ホラゲの台所でしか見た事ない家電」
「バイオハザードに出てくる冷蔵庫やん」
「メタルギアの世界観で草 冷蔵庫にスネーク入ってそう」
「タイタニックの底から見つかったやつですね?」
ホラーゲームなどの世界観を連想する人が続出し、もはや大喜利の様相だ。さらに、「これを置くにはサイレントヒルみたいな部屋にするしかないやん」「洞窟のアジトに置くのにちょうどいい!」「古民家とか民泊にぴったり」と、置き場所をめぐるアイデアまで飛び交っている。
なかには、なぜこのデザインが採用されたのかと、商品化までの経緯に興味を抱く声もある。
そこでAQUAに取材すると、この製品のデザインをディレクションした早川氏が、その発想を明かしてくれた。
「冷蔵庫は食品を冷やし鮮度を保つ、いわば『食品の時間の進みを遅くする機械』です。そこから、外観では『時間の経過を表現してみよう』という発想が生まれました」
この発想をもとに、時の移ろいに美を見出す日本の「わびさび」をテーマに据えた。複雑な多色刷りを一度で行える新しいデジタル印刷技術を生かし、年月を経た金属の風合いの再現を目指したという。
ただ、商品化に至るまでは、社内でも意見が分かれたという。












