SNSでの論争について社員が本音「正直こちらが驚きました」

「社内外でも評価が分かれるデザインではありましたし、何度も試作を繰り返しました。ですが、今回は『特別エディション』という企画でしたので、すべての方に好まれることよりも『この世界観、この表情だからこそ良い』と思っていただけることを大切にし、最後は社長がこのデザインで行こうと決定して商品化に至りました」

万人受けを目指すより、好きな人に深く刺さる一台を。評価が分かれることも承知したうえでの決断だったのだ。

では、「バイオハザード」「サイレントヒル」といったゲームに結び付ける反応を、どう受け止めているのだろうか。

「個性的な外観なので、さまざまな反応はあると思っていましたが、『バイオハザード』『サイレントヒル』という具体的な作品名が出てくることまでは想定していませんでした。なるほど、そういう見方もあるのかと、皆さんの発想の豊かさに驚かされています。これだけ冷蔵庫の外観について話していただけることを、うれしく思っています」

なかでも「新型なのに全然新型に見えない」というツッコミには、「そう言われると確かに、と妙に納得してしまいました」とのこと。さらに、実在する商品なのかと疑う声には、こんな返答も。

「『AI画像では?』というお声もありますが、新品ですし実在します。保証期間も、ちゃんとこれからです」

SNSでは、この冷蔵庫に合う部屋や場所の写真を投稿する人も相次いでいる。早川氏も「その雰囲気がぴったりで、正直こちらが驚きました」と話す。

スタイリッシュにキッチンを彩る
スタイリッシュにキッチンを彩る

大胆な色柄の背景には、冷蔵庫のデザインをもっと自由にするための挑戦もあった。

見慣れた家電に、ここまで想像力をかき立てられることも珍しい。多様性の時代、冷蔵庫のデザインもまた、細分化していくのだろうか。