「だし醤油なんて、1週間に1回は必ずなくなっていました」

1941年創業の「山越うどん」は、ゆでたてのうどんに生卵を絡め、つゆで味付けして食べる「釜玉うどん」発祥の店として知られる。

取材班が食べた釜玉うどん小(1玉)は税込400円。全国から多くの観光客が訪れる人気店だが、客が増えるにつれ、用水路へのポイ捨て以外のトラブルにも悩まされてきたという。

「山越うどん」名物の「釜玉うどん」(写真/集英社オンライン)
「山越うどん」名物の「釜玉うどん」(写真/集英社オンライン)

「最近の一日の来店数は平日が650〜750人、土曜日は1000〜1100人くらいですかね。コロナ禍前は2000人以上来る日も珍しくありませんでした。昔から、県外からもたくさんのお客さんに来ていただいています」

来店客が多い時期には、店の備品が持ち去られることも頻繁にあったという。

「お客さんが多いと、その分、あまり良い倫理観をお持ちでない方の比率も増えてしまう。用水路にうどんや割り箸、タバコを捨てる人もいました。そして中庭に置いていた置物や花瓶、だし醤油が入ったパックなんかを盗まれることもしょっちゅうありました」

「山越うどん」店内(写真/集英社オンライン)
「山越うどん」店内(写真/集英社オンライン)
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中でも、だし醤油の持ち去りには長年悩まされていたという。

「だし醤油なんて、1週間に1回は必ずなくなっていましたよ。今はコロナをきっかけにお客さんが減ってしまって残念ですが、その分、以前のように用水路の問題や窃盗に悩まされることも減りました。そこは良かったかなと思います」

かつては従業員総出でうどんを拾い集めていたという農業用水路。現在はポイ捨ても減ったが、「うどん・だしを捨てないで」と呼びかける看板は、今も店の脇に残されている。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班