地方住民にも歓迎される各社の動き

フードデリバリー3社ともに都市部から地方へと配達ネットワークの構築を急いでいる。地方においては、日本が抱える深刻な社会課題を解決する可能性も高い。買物困難者の解消だ。

過疎地や離島などで暮らす高齢者の中には、買い物をすることに困難を感じている人も多い。農林水産政策研究所の推計では、食料品アクセス困難人口は2020年時点で全国904万人にのぼるという。

各社の配達ネットワークが拡大すれば、事業者と提携するケースも増えそうだ。

menuやウォルトの撤退は、フードデリバリー市場の成長が終わったことを意味する出来事にも見える。しかし、見方を変えれば、料理宅配を入口とした次の配送市場を巡り、プレイヤーの選別が始まったとも言える。

最も多くの注文を集め、効率的な配送網を築き、そのネットワークを料理以外へ広げることができた会社こそが、次の市場の主導権を握ることになるだろう。

1952(昭和27)年9月8日、そば屋の出前持ちの腕前を審査する光景(写真/共同通信社) 映画の出演者を決めるためのコンテストで優勝者は美空ひばり(当時15歳)が、米人気子役マーガレット・オブライエンと共演する映画「二人の瞳」に特別出演することになった。
1952(昭和27)年9月8日、そば屋の出前持ちの腕前を審査する光景(写真/共同通信社) 映画の出演者を決めるためのコンテストで優勝者は美空ひばり(当時15歳)が、米人気子役マーガレット・オブライエンと共演する映画「二人の瞳」に特別出演することになった。
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取材・文/不破聡