SNSに投稿しただけで批判の声も

しかし、少し路地へ入ると状況は変わる。会場周辺のマンション管理人は、こう話していた。

「毎年、花火大会の翌朝に出勤するのが憂鬱ですよ。マンションの植え込みにペットボトルや空き缶が投げ捨てられていますからね。これを掃除するところから一日が始まるという感じで……」

会場内をきれいに保てても、帰宅途中の道路や住宅地にゴミが流れてしまえば、近隣住民の負担はなくならない。

2026年の隅田川花火大会(撮影/集英社オンライン)
2026年の隅田川花火大会(撮影/集英社オンライン)
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こうした花火大会後の状況をSNSで発信する人は少なくない。問題を知るきっかけになる一方、発信した本人が思わぬ批判を受けるケースもある。

今回、わたさんが現状を投稿したところ、「お前が手伝え」といった、わたさんを責めるようなコメントまで寄せられたという。

「私自身なんとなく現状を投稿しただけなのに、その投稿に厳しい意見をたくさんいただき、まるで自分が悪いかのような嫌な思いをしました」

無料で楽しめる夏の風物詩をこれからも続けていくためには、観客一人ひとりがゴミを持ち帰ることはもちろん、会場の外まで含めて、近隣住民に負担を残さない仕組みも必要になりそうだ。

取材・文/集英社オンライン編集部