「座席の座り方」は迷惑行為2位

発端となったのは、「電車内で子どもの靴が投稿者の服に何度も当たったが、保護者は注意しなかった」と訴えるSNS投稿だ。投稿者が親子に厳しい言葉をかけたことから、投稿には賛否の反応が寄せられた。

投稿に対しては、

「子どもより、注意しない親にモヤっとすることはある」
「言い方はよくないですが、しつけができていない子は多い」
「電車で子どもの靴が当たるのは本当に不快。親が注意しないのも問題だと思う」

など、保護者側の対応を疑問視する意見が寄せられた。

その一方で、

「イライラする気持ちは分かるけど、言い方が少しきつかったかも」
「毎日必死で気をつけ、言い聞かせていても、親が気づけない瞬間はある」
「言い方に気をつけないと、被害を受けた側が悪いように見られてしまう。頭に来たときほど、落ち着いて対応する必要があると思う」

と、投稿者の言葉遣いが強すぎるとする声もみられた。

2026年7月18日時点で、阪急電鉄とJR東日本などの主要鉄道会社の公式サイトに掲載された主なマナー案内を確認した限りでは、座席に座る子どもの靴が隣の乗客の服や荷物に触れるケースを、個別の禁止事項として挙げた記載は確認できなかった。

ただし、一般社団法人日本民営鉄道協会が公表した「2025年度 駅と電車内の迷惑行為ランキング」では、「座席の座り方」が迷惑行為の総合ランキングで2位となっている。

さらに、「座席の座り方」に関する詳細設問では、最も迷惑に感じる行為として「(子供が)靴を履いたまま座席に立つ」を選んだ回答が5.4%となり、前年の3.8%から1.6ポイント増えた。

座席に立つだけでなく窓の外を見る際の靴の甲が座席に当たる問題もたびたび議論となる(写真/shutterstock)
座席に立つだけでなく窓の外を見る際の靴の甲が座席に当たる問題もたびたび議論となる(写真/shutterstock)
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この調査は、座席に座っている子どもの靴が隣の乗客の服や荷物に触れるケースを直接尋ねたものではない。調査結果から分かるのは、靴を履いたまま座席に立つ行為を、「最も迷惑に感じる座席の座り方」として選んだ回答者が一定数いたという点までだ。

屋外を歩いた靴には、土やほこり、雨水などが付着していることもある。子どもを靴のまま座席上に立たせないことはもちろん、窓の外を見ようとして座席の上で体の向きを変える場合には、靴を脱がせたり、保護者が足を押さえたりするなど、周囲の人や座席に靴が触れないための対応が考えられる。

また、座席に座っているだけでも、子どもが足を大きく動かせば、隣の人の服や荷物に触れることがある。幼い子どもが悪意なく繰り返している場合でも、保護者が気づいた時点で子どもの足を止め、相手に「すみません」と一言伝えることは、トラブルを避けることにつながる。