郵便局員が“夜間の配達”で遭遇した出来事
『85円の遺言』第4話を読む(漫画を全画面で読むをクリック)
怪談というと、廃墟や心霊スポット、深夜の山道など、非日常の場所を思い浮かべる人も多いだろう。
しかし、怪異は特別な場所でだけ起きるわけではない。仕事で訪れた建物、いつもの配達ルート、集合住宅……。日常の延長線上に、突然入り込んでくることもある。
漫画『85円の遺言』では、霊が見える郵便配達員が配達先で出会った奇妙な出来事や、そこに残された人の思いが描かれている。
では実際に、郵便配達員が配達先で不思議な出来事に遭遇することはあるのだろうか。作者の送達ねこ氏に聞いた。
「配達員が不思議な人や出来事に会うことは少なくありません。人気のない寂しい場所や古い建物、夜間の配達などで、思いがけないことに出会います」
送達ねこ氏によると、配達員たちから聞いた話の中には、裏庭で数か月前に亡くなった住人が佇んでいたというものや、トンネルを走行中、前に飛びこんできた人が一瞬で影も形もなくなっていた、というものもあるという。
さらに、古い高層住宅で、上階から人影が落ちてきたにもかかわらず、地面を見下ろすと誰もいなかった――という話もあった。
「こうした怪現象が業務中に起こると、どうしても気を取られてしまい、配達に支障が出る恐れがあります。そのため、次に配達する同僚へ注意点として共有される、いわば“心霊現象の申し送り”がされることもあります」
見間違いなのか、気のせいなのか、それとも本当に“何か”がいたのか。答えがわからないままでも、仕事は続いていく。
『85円の遺言』第4話で描かれるのは、ある部屋に引っ越してきた男性が、自害した前の住人と出会う物語だ。霊が見える郵便配達員は、その男性とともに、部屋に現れた“彼”と向き合うことになる。
なぜ前の住人は、その部屋に現れたのか。そして、生きている人間に何を伝えようとしているのか。漫画『85円の遺言』第4話をお届けする。
「毎月第3土曜日18時配信」
『85円の遺言』第4話を読む(漫画を全画面で読むをクリック)
文/集英社オンライン編集部
次回:9月19日(土)配信予定
※毎月第3土曜日更新













