「仲のいい親子に見えた」
生前の静子さんを知る別の近隣住民(40代・女性)は、突然の死に驚いたという。
「静子さんは朗らかで明るく、とても元気な方でした。時期は分かりませんが、旦那さんに先立たれ、ずいぶん前から一人で暮らしていました。高齢ですし仕事はしていませんが、近所に住む90代の年寄りの家を訪ねて、話し相手になったり、掃除をしたり、身の回りのことを手伝ったりして多少のお金を得ていました。
歩くことに問題はなく、日常生活に支障はなかったと思います。亡くなったと聞いたときは、周囲でも『あれだけ元気だったのだから、健康上の問題ではないだろう』と話していたくらいです。亡くなってからも自宅に警察が頻繁に来ていましたが、まさか殺人事件だとは思いませんでした」
近隣住民の目には、静子さんと秀子容疑者は仲のよい母娘に映っていた。茂原市で暮らす秀子容疑者が、いすみ市の実家を訪れ、母親の買い物などを手伝う姿もあったという。
「静子さんに娘がいることは知っていました。私も一度だけ秀子さんに会ったことがありますが、一瞬顔を出しただけで、そのときは秀子さんだとは気づきませんでした。秀子さんは茂原からこまめに静子さんの様子を見に来て、買い物など普段の生活を支えていたようです。静子さんも『今日は娘が来るから買い物に行く』というように、日常的に秀子さんが来て何かをしてくれたという話をしていたので、仲のよい親子に見えていました」(同)
周囲には穏やかな親子関係に見えていた母娘だが、県警は親子の間に金銭トラブルがあった可能性もあるとみている。













