取り締まりと官民パトロールを強化…客待ちが減った背景

警視庁による立ちんぼの一斉取り締まりをはじめ、悪質なホストクラブの売掛対策、トー横キッズのたまり場だった新宿東宝ビル周辺への柵設置や見回り強化など、歌舞伎町ではさまざまな対策が進められてきた。大久保公園周辺で、かつてのような客待ちの光景が目立たなくなった背景には何があるのか。

新宿区役所危機管理課に問い合わせると、要因は地道な取り組みの成果だという。

「地元町会さん、警視庁さん、東京都さん、新宿区の委託警備員など官民合同でパトロールを強化しています。また、警視庁さんの方にも継続的に取り締まりを行なっていただいており、2〜3年前に比べ、立ちんぼの絶対数は確実に減っています。

時間が経つと、また戻ってくる可能性もありますので、引き続き地道にパトロールを行ないながら、撲滅に向けて対策を強化していきたいと思います」

実際に取材中、大久保公園周辺や新宿東宝ビル周辺では、背中に「SECURITY」と書かれた警備員が周辺を巡回している姿が見られた。

背中に「SECURITY」と書かれた制服を着て歌舞伎町を巡回する委託警備員
背中に「SECURITY」と書かれた制服を着て歌舞伎町を巡回する委託警備員

しかし、冒頭に出てきた飲食店スタッフいわく、取り締まりが強化された一方で、立ちんぼ女性は完全に0になったわけではないという。

「減ってはいるものの、まだ立ちんぼは見かけますよ。彼女たちは、おじさんサラリーマンが仕事が終わる日没から、終電間際まで活動し、最近は取り締まりが強化されているので、大久保公園周辺というよりはホテル前に待機していますよ。平日の夜より、人が集まる週末によく見かけます」(前出・飲食店スタッフ)

週末に改めて現地を訪れてみると、親子ほど年齢が離れた中年男性と若い女性が2人でホテルに入っていく姿や、歌舞伎町周辺のホテル前に女性が1人たたずむ姿が確認できた。