上方漫才大賞での疑惑の涙

—小林さんが人前で泣いた疑惑……?

友保 わしはあの時「ラッキーラッキー イェーイ♪」って言ってたんですけど、後々いろんなやつから聞いたんが、小林の目が赤かったんじゃないかっていう。で、わしもあの時ふっと小林を見たら、確かにウミガメやったら卵産んでる時くらいの目しててね。そんで、小林がありえへん動きのお辞儀してたっていう。見たことないタイプのお辞儀してたんで。

小林 感謝や。感謝の気持ちを表したんやで。

—小林さん的にはちょっと感極まった感じはあったんですか。

小林 いや、そんなんなかったんですよ。

友保 いやいや、多方面から情報きてますから。

—泣くに値する素晴らしい賞ですし、泣いてもいいのでは……。

友保 いやでも、人前で泣く、泣かへんっていう男のね。あと、芸事に泣かへんプライドもね。やけどまあ、5日間寝てないぐらいの目の赤さ。あと見たことないお辞儀と敬礼。これはどう考えても変やな。

小林 敬礼? 泣いてないねんけどなぁ。うれしかったはあるけど、感極まった感じはなかったよ。

上方漫才大賞で「大賞」を受賞したザ・ぼんちと「奨励賞」を受賞した金属バット(写真/里見まさとXより)
上方漫才大賞で「大賞」を受賞したザ・ぼんちと「奨励賞」を受賞した金属バット(写真/里見まさとXより)

—なんでちょっとツッパるんですか。ここまで各方面から情報が集まってるのに。

小林 ちゃんとした記者の人からならわかるけど、ここ(友保)の各方面はあてにならない人たちなんですよ。

友保 せやかて、「小林が泣いてた」なんかあんまり聞かんしな。彼が「泣いてない」っていうのは、やっぱりひとつ芸事ではピッとしたい、そのプライドもあるんじゃないかと。

小林 泣いてないんやけどな。

友保 涙こそ出てないけど。奥からこみ上げてくるものを眼圧で抑え込んでる感じはあったんじゃないかと。

—友保さん的にはやっぱり泣いててほしいですか。

友保 いや、泣いてたら泣いてたでええねんけど、何を隠してんねんやろっていう。あとあのお辞儀なんやねん。

小林 あれは優勝用やろ。

友保 いや1回俺、見たことあるんですよ、そのお辞儀を。前に見たんがNSC(吉本総合芸能学院、吉本興業のお笑い養成所)の時のラッキィ池田さんの授業で。

小林 それは覚えてない(笑)。

友保 「好きな動きせい」言われて、うわーって小林が動いた後にそのお辞儀をしたことがあって。あの時もみんなが「あれなんや」って。あれ以来やったから。小林の感情が動いたんかな。