苦節約20年、金属バットの受賞と「泣いてない」芸人のプライド
—たしかに小林さんはあまり何事にも動じない印象です。感情が動くイメージがない。
小林 感情は動くんですよ。
友保 動くけど人前では出さん感じやから。ってことは……泣いたんじゃないか。あの目の赤さ。
—ちなみに金属バットが漫才コンテスト『SAKAI NO OWARAI』で初受賞した時の小林さんは泣きましたか?
友保 『SAKAI NO OWARAI』の時は俺、明確に覚えてるんですけど、まったく泣いてなかったですし、あのお辞儀もなかった。
小林 『SAKAI NO OWARAI』は泣かんやろ(笑)。
友保 苦節20年ぐらいですか。ずっと余計者でおって、本流じゃない人間がついに上漫で賞を取れた。で、あのお辞儀ね。クルクルクルンっていう。あのお辞儀してたから、やっぱ泣いてないと辻褄も合わない。目は真っ赤っかやし。
小林 泣いてないねんけどな。
—人間はいろいろな感情で涙を流すじゃないですか。怒り、悲しみ、悔しさ、笑い泣きもあります。で、今回は、うれし泣き。自分がやってきたことが認められたうれしさで、涙が流れた。
小林 いや、泣いてないねんけどな。
友保 男の子やし泣いてなんてない。泣くもんか。男の子やさかい。そうしときましょう。野暮でした。ちなみにガクテンソクの奥田さんは昔の競馬のCM見てガンガン泣いてるらしいです。
小林 JRA(日本中央競馬会)の。それは俺も泣いたことあるわ。
取材・文/西澤千央



















