ネットの正解も、直接会う人のアドバイスも無視していい
──せっかくの機会なので、パパとして先輩である石田さんから、ケムリさんにアドバイスはありますか?
石田明(以下、石田) うーん、何か言えることがあるとすれば、ネットの正解は無視していい。
ケムリ(以下、松井ケムリ) え、本当ですか?
石田 「こうした方がいい」なんて人の数だけあるんやから。たとえば、最近は「怒らん方がいい」とよく言われるでしょう。「怒ると自信のない子に育ってしまう」とか。
ケムリ 「失敗を恐れる子になる」とか言われますよね。
石田 でも、怒ることで守れている命もあるわけで。ネットって怒った親の自己嫌悪は流れてきても、怒った結果大事に至らなかったことはあまり書かれていなかったりする。世の中にはいろんなタイプの子がいて、のびのびさせてあげた方がいい子もいれば、叱ってあげた方がいい子もいると思う。それを見極めることが大事なんよな。
ケムリ 確かに。石田さんは、ネットではなく直接会った人の意見だったら大事にする部分もありますか?
石田 いや、そうでもないな。お笑いもやけど、尊敬している人から言われても自分に当てはまらんこともあるやん?
ケムリ たくさんあります。
石田 だから直接会った人の意見でも、一概には受け入れない。うちの子は三姉妹で上は双子だけど、三人それぞれ違う接し方してるし。だから、ほんまに正解はないんやと思うよ。
ケムリ うちの子はようやく1歳ですけど、周りを見ると成長度合いも性格も子どもによって全然違います。特に小さいうちは発達具合をかなり気にしちゃうけど、そこも気にしすぎなくていいってことですよね。
石田 うちの上の双子はしゃべり出すのがかなり遅かったけど、おむつからパンツに変えるとき二人ともほとんど失敗せんかった。下の子はしゃべるのは早かったけど、おむつはなかなか外れんかった。そうやって姉妹でも全然違う。
ケムリ なるほど。子どもを持つ芸人と話していて感じるのは、同年代の子どもと発達スピードが違っても、みんなあまり焦っていないんですよ。芸人って人と違うことがいいという考えの人が多いし、何かができないこともいいことだと思ってるから。それは芸人のいいところかもしれないです。
石田 芸人は子どもどころか、自分がいまだに仕上がってないヤツがいっぱいおるからな(笑)。














