ラーメンYouTuberとして重視する「間口の広さ」

──他の方のラーメン評で感銘を受けたものはありますか?

ラーメン官僚(田中一明)ですね。あの人は「文章偏差値」みたいなものを独自に算出しているんですよ。

例えば「美味しい」みたいに直接的な表現を使うと文章偏差値が落ちるらしいんですよ、ラーメン官僚いわく。つけ麺とかで「麺線が綺麗に整えられている」みたいな表現を使うことも、官僚の尺度に当てはめたら文章偏差値が50以下だと。「麺が風を孕む」とか、そういう表現を推奨しているんです。

ラーメン官僚(田中一明氏)による「北ノ醤油チーホー」評(写真/本人Xより)
ラーメン官僚(田中一明氏)による「北ノ醤油チーホー」評(写真/本人Xより)

──なるほど……。

なので、僕のコメントとかは文章偏差値がそんなに高くないことになるんですよね(笑)。ただ、僕はYouTuberとしてコアなラーメンマニアだけじゃなく、より多くの人に届けたいんです。

というのも、これまでのラーメン評論家の方って、業界やマニア向けに発言している方が多かったんです。僕は動画を始めて4〜5年目のタイミングから、そこに向けての発信をやめました。なので専門用語は控えていますし、材料の詳細についてもあまり言及しないようにしています。

「SUSURU TV.」では、毎日更新しながら、間口の広い企画を心掛けているという
「SUSURU TV.」では、毎日更新しながら、間口の広い企画を心掛けているという

──例えば「SUSURUラーメンフェス」の主催なども「多くの人に届けたい」という気持ちから発展したものなのでしょうか?

そうなんです。地方に住んでいて東京や大阪のお店に行けない人でも、フェスで実際にラーメン屋を呼ぶことでコアなお店のラーメンを食べることができるじゃないですか。そうやって間口を広げたいんです。